野菜のルーツを探る
- 千葉 芽弓

- 1月16日
- 読了時間: 4分
「野菜と私たちの関係について考える」こんなタイトルの記事が目に止まりました。


「マクロビアン」という30年以上に亘り半断食やセミナーなどで人々の健康改善をサポートし、日々の暮らしの大切さや人としての生き方を伝えてきている橋本宙八・ちあき夫妻。
お二人が1986年から刊行してきた小冊子たちを見返すと、普遍的な大切なことや情報や気づきがたくさん詰まっています。

今年を節目に半断食セミナー合宿にピリオドを打つというお二人。手に取らせていただいた1990年の冊子の中から目に止まった「野菜のルーツ」という記事をご紹介させていただきます。
35年前の記事ですが、まさにその時代に危惧されていたことが昨今現実になっています。
今やバイオテクノロジーでのコンテナハウスで土や太陽光を浴びずに水耕栽培される野菜、フードテックで生み出される代替肉・培養肉のような加工品、ラードのような植物性油など、まさに次々と生み出されている今、本質的な野菜と私たちの関係性と大切なことに、はっと気付かされることでしょう。
我々が健やかでいるためには、「身土不二」私たちの心身と土や環境は決して切り離してはいけないものでしょう。記事をこちらでご紹介させていただきますのでぜひご一読ください!

▪️食は時代と共に変化する
私たちが食べ物で健康を維持していく際に最も大切にしていることが、旬(しゅん)のものを食べる”ということです。これは、病気や心身の不調の原因が、環境とからだとの不調和から生じるものだという、東洋の伝統的な健康観からきています。つまり、 季節の野菜を食べることによって、気候などの外的環境と、からだの内的環境とをよりよく調和させて健康を維持していくという知恵なのです。
日本ではこれを、「身土不二(環境とからだは一体のもの)」 と言いますが、食による健康法を実践する人たちは、この食養生法の原則である身土不二を、いつも守るようにと心がけています。しかし、こうした伝統的な考え方も、時代の変化の波の中で大きくゆさぶられ始めています。バイオテクノロジーなどの科学技術の進歩によって、 食が、かつてないほど激しく変化してきているのです。 どこのスーパーにも、バイオテクノロジーによって作られた季節も産地も分からない野菜が数多く並べられるようになってきました。
環境とからだの調和の問題を今後どのように考えていくか?私たちが食べ続けてきた野菜のルーツを知ることは無意味なことではないかも知れません。

▪️野菜のルーツ
野菜のルーツを知ってみると、私たちがもう何百年もずっと変わっていないだろうと思っていた食も、実はわりあい短い歴史の中で、大きく変化してきているものだということが分かります。ということは、現在の私たちの食もまた、まだまだ変化していくものなのだということでもあります。
今では、まだ特別なものと思われているバイオテクノロジーの野菜も、みんなが日常的に食べるようになれば、 ごく当たり前の野菜に思えてくるかも知れません。そうなれば、かつての野生の植物がそうであったよう に、大地で栽培されて当り前の野菜が、マニアしか食べない特別な野菜になってしまうことも考えられます。
自然に限らず、食べ物に限らず、私たちが不変と思っているもののすべてが、じつは、年々日々、変貌をとげているものなのです。「環境が変わることで食べ物が変 わり、その変った食べ物を食べた人間のからだがまた変って、その変わった人間によってまた新たな食べ物が作ら れていく」どうやら、人間と食べ物の間には、こうした、互いに大きく影響し合って変化し、発達する密接な関係があるようです。さて、こんな食と人間の関係を、あなたは一 体どのように考えますか?

ご夫妻の培った、蓄積した知恵と未来に残すべき叡智を形にすべく今春プロジェクトが立ち上がりました。大切なことは未来永劫受け継いでいきたいですね

橋本宙八さんよりメッセージ
「地球上にあまたいる動物たち。彼らの食べ物は昔も今も変わらないものだと私たちは思っていますが、どっこいガラリと変わった動物も中にはいるのです。その中のひとつが、子ども達のアイドルパンダ。どうやらパンダは以前は肉食だったと言います。環境がかわって竹を食べるようになったのです。面白いですね。
どんな環境下にあっても、大切なことは、絶えず変化する外的環境といのちを調和させて、心地よい状態を保つことができる心身でいること、それによって自律神経を整えること。
それを日本の伝統食では旬(シュン)ものを食べる)と言い、仏教的な教義では、身土不土(シントフジ)と教えています。いつの時代も、この先の未来もそれを大切にしてほしいと思います。」
マクロビアン公式サイト





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