石井食品から生まれた新ブランド「WE VEGETABLE®️」
- 千葉 芽弓

- 16 時間前
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無添加調理一筋、食卓に本物のおいしさを届ける石井食品から生まれた新ブランド「WE VEGETABLE®️」。1945年に佃煮屋として創業、1970年代に一躍石井食品を有名にしたのは、"イシイのおべんとクン、ミートボール"調理済のミートボールやハンバーグをはじめ、チルドや真空パックなど常に実験と挑戦で、便利でおいしく安全な食を食卓に届けてきた、千葉県船橋市にある企業です。ミートボールは50年以上、今も看板商品として愛され続けています。

1997年には製造する商品を全て無添加調理に。素材本来の味を生かした本物の味・おいしさを届ける実直でまじめな石井食品。
時代とともに変わりゆく人々のライフスタイルや食シーンに寄り添い、無添加調理のイシイだからこそできる健康をサポートすることをしていきたい、と立ち上がった新規事業のブランド「WE VEGETABLE®️」。ブランド統括マネージャーの小島拓也さんにお話を伺いました。
WE VEGETABLE誕生までの経緯

石井食品は、生産者と消費者をつなげる役目を担い、常によいものを食品メーカーとして作り続けています。しかし、 BtoBで販売・流通の企業や販売店に届けるだけで、実際のカスタマーの顔が見えない、反応や声をきくことができない、ということに疑問を持ち、このままでいいのか?と考えはじめたそうです。
厳選した素材、高い製造技術と製造環境にこだわり、うまみ調味料(アミノ酸等)などの食品添加物を使わずに作っても、流通の中ではそうした背景や思いまで伝えきることが難しいと感じていました。

創業から80年にわたり培ってきた技術力と信頼、地域生産者の皆さんとのネットワークを基盤に、石井食品では中期経営計画において、従来の「モノを作って売る」食品メーカーの枠を超え、健康・ヘルスケア領域への挑戦を打ち出しています。子育てや介護、孤食といった社会課題に向き合いながら、生活者のライフスタイルを支えるサービスの提供を目指しています。
小島さんも4歳児のパパとして、子供の味覚の正直さ、感性を育てるのに食事の大切さに日々直面する中、よりその想いを強くしていき、顧客ひとりひとりに向き合う新たなビジネスモデルとして、WE VEGETABLEの DtoCモデルの企画を提案しました。


WE VEGETABLEのベースとなるスープは7年ほど前から開発製造をしていました。
40万部の発行部数を誇る「最強の野菜スープ」の著者であり、熊本大学名誉教授であった故・前田浩先生のアドバイスを受けながら、作った野菜スープ。前田先生は、抗がん剤の研究に取り組む中で食の大切さにも着目し、野菜の栄養を効率よく身体に取り入れる方法について研究を重ねてきました。その中で、野菜は加熱によって細胞壁が壊れ、スープのように栄養素が溶け出した状態で摂取することが有効である、という考えに至ったといいます。
前田先生の研究によると、サラダなど生で食べる場合と比べ、こうした野菜スープの形で摂取した方が、抗酸化力が10〜100倍高まり、体内に吸収されやすくなることが示されています。そんな健康によい、作ったものの埋もれていた商品に再び着目し、新たにブラッシュアップし、国産野菜100%、野菜を超えるスープとして昨年2月にオンライン発売をスタートしました。
国産の野菜で、人参やかぼちゃは皮ごと、トマト皮ごと種ごと丸ごと使い、ホールフードで栄養もおいしさもまるごと最大限に生かしたスープを作りました。
シンプルだからおいしい
WE VEGETABLEでつかう野菜は、EU基準と日本の基準を融合させた厳しい残留農薬検査基準をクリアした野菜のみを使用。保存料・うま味調味料(アミノ酸等)などの食品添加物などは不使用、味付けはほんの少量の塩のみで、野菜本来のおいしさと栄養を最大限に生かして作られています。
【赤のスープ】
人参、玉ねぎ、じゃがいも、かぼちゃ、とうもろこし、トマト、しそ、塩
【緑のスープ】
じゃがいも、玉ねぎ、キャベツ、小松菜、ほうれん草、しいたけ、とうもろこし、ネギ、紫蘇、塩

材料はこれだけ。なのに奥行きのある野菜のおいしさであっと言う間に飲み干してしまいます。シンプルだからこそ飽きずに毎日でも飲める感じです。
沢山の野菜の栄養が詰まったスープのパウチパッケージは湯煎(またはレンジ)してそのまま手軽に食べられるように工夫されています。忙しい朝やオフィスなどでもサッと野菜の栄養がチャージできます。

ライフスタイルに寄り添う企業でありたい
WE VEGETABLEのお客様は40代以上の女性がほとんど。朝の目覚めのコーヒーやエナジードリンクのように、一日の始まりに、お仕事後にぐっと一杯のスープを。
ちょっとからだにいいこと、自分を労わることをすると、自己肯定感や自己評価が上がり、ポジティブになれる。そんな日々に寄り添えたらと小島さんは言います。ご自身も毎朝まずWE VEGETABLEのスープを飲むことを続けているそうですが、お通じもよく体調もすこぶるよいそうです。 (※本人の体験に基づく感想です)
妊娠期間中から授乳中飲み続けてくれたお客様から、嬉しい声が届いたり、感謝のメッセージをもらうと本当に幸せを感じるそうです。

お話を伺った石井食品本社ビル1階のダイニングカフェ「Viridian」。

ゆったりと食事やお茶が楽しめ、広々したキッズスペースや、読書の楽しめるライブラリーも完備。

店頭物販では産直野菜や、石井食品のこだわりの商品、災害非常食などを手に取り購入することができます。


また、環境にも人にも安心安全なマルチクリーナーのwash_Uも量り売りで購入でき、近隣の方たちに重宝されています。石井食品ではこのwash_Uを工場ラインの洗浄・殺菌・消臭にも使っているそうです。

また、石井社長が社外取締役として参画しているveganの焼き菓子ovgo Bakerのスイーツや、アルチェネッロのオーガニックパスタやソース、動物性不使用のドレッシングなどヴィーガンフレンドリーなものも色々買えるのも密かに穴場かも。


地産の日本酒や地ビール、こだわりコーヒーなどもあります。


日本人の野菜不足の改善の一助に。
日本人の一日の野菜摂取量は、目標量350gに約90g不足しているそうです。(厚生労働省令和5年国民健康・栄養調査」)
WE VEGETABLEで、野菜を手軽に飲みやすい形で取り入れてもらいたいそうです。

お子様、ファミリー層、共働きで忙しい層、アスリートやボディメイクする人など幅広い方たちに飽きずに飲み続けてもらえるよう、スープのフレーバーを増やそうと開発中だそうです。また、スープだけでなくWE VEGETABLEブランドはお子様から男性、ご高齢の方などに喜んでもらえ、手軽にチャージのできるおいしくて身体によい商品をラインナップしていくそうです。楽しみですね!
未来に向けて
お話を聞く中で、石井食品が変わらず、注力している日本の伝統食のおせち料理の話が出て、1月が終わるともう年末のおせちの企画・食材確保などがスタートするとお聞きしました。

未知の受注数の見込みを立て、食材発注をする。そして製造繁忙期は社員総出でおせち製造・バッキング・発送をするそうです。石井食品は佃煮屋からスタートしているからこその技術と味、そして今もこれからも無添加調理で安心安全な食を私たちに届けてくれる素敵な企業。日本の良きものを繋ぎ、また時代背景の変化の中で、私たちの健康や食卓の在り方に一石を投じ続けてくれています。
食品添加物大国と言われる日本の中で、ブレることなく無添加調理を貫き、キラリと希望の光を届けてくれることに、筆者としても感謝しかありません。
余談ですが、だいぶ以前に先駆的にヴィーガンのおせちも作ったことがあるそうですが、当時は時期尚早だったため、当時は反応が悪かったそうですが、来年はぜひに!とリクエストしておきました。
[WE VEGETABLE公式サイト]
[石井食品公式サイト]
*無添加調理=石井食品での製造過程においては食品添加物を使用しておりません。





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