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  • 執筆者の写真wa-vegan編集部

和の技術を知る・学ぶ #3

自宅で箸作りをするための第一歩。3月27日、念願の「箸づくり」に編集部みんなで行ってきました。

(写真)上からウォールナット、ハードメープル、チーク、ヒノキ、チーク、ホワイトオーク 今回は3人でサクラ以外の5種類を使いました


桜がほぼ満開で多くの人が散歩を楽しんでいる中、私たちは地下室で木材と格闘してきました。


まずは木材の勉強!多くの種類が箸では使われますが、今回は6種類の木材を手に取ることができました。色、木目、加工のしやすさそれぞれ個性があります。


木材の種類はこちら

  • アメリカンブラックチェリー(サクラ):加工もしやすく、色の経年変化も楽しめる素材

  • ブラックウォールナット(クルミ):サクラと同様、加工もしやすく、こげ茶の色が人気の素材

  • チーク:油分が多く、加工もしやすく耐久性に優れた素材

  • ヒノキ:柔らかく加工もしやすく、香りも素晴らしい素材

  • ハードメープル(カエデ):バットなどでも使われる硬い素材、加工が難しい

  • ホワイトオーク(ナラ):洋酒樽でも使われる香りの良い硬い素材、木目が少なく、加工が難しい

上から4種類は比較的扱いやすく、下の2種類は硬くて難易度高めだそうです。


作業はこんな感じで進んでいきます。ご参考までに!


1)自分で好みの木材を選びます


2)治具(ジグ)にセットし箸の形に大まかに削ります


(写真)箸作りにおいて治具は重要な道具で、これがあれば誰でもマイ箸を作ることができます。


その後は1、2時間、カンナを使用して、ひたすら削っていきます。思ったよりカンナ作業も難しくなく、作業自体は楽でした。しかし、しっかりホールドする必要があるので力作業でもあります。


3)紙ヤスリで仕上げの削り

おおよその形ができてからは、粗めの120番台と少し細かい400番台の紙ヤスリを使って仕上げの削りです。この段階で割と自分の思った形にできます。私は1本だけ細めの箸を作成!この削り作業が楽しい!


4)オイル仕上げ

削り終わった後は、最後にオイルで仕上げです。今回はエゴマオイルを使用しましたが、ナタネオイルでも良いらしく、身近な素材で箸の耐久力をあげていきます。3ヶ月に1回くらいは自分で塗り直すことで、長く使用できるそうです。しかし、食洗機や漬け置き洗いはできません。ご注意を!


今回作成した作品はこちらです。




終わって一言

aimor

三者三様、よく見るとそれぞれ個性がありますが、自分の箸が一番可愛く見えます!

木材の加工は一筋縄じゃいかなかったけど、時間が許すなら6種類全部やってみたかったです。


キノコノキ

加工の段階に応じて変化する木の表情や、削る時の感触の違いから、あまり意識してこなかったそれぞれの木の個性がこれまで以上に感じ取ることができました。 これから、作った箸を使ったときの印象の違いを比べるのが楽しみです。


YOU

やっと木材と治具について学べたので、これからは自宅で箸作りに挑戦していきます。良い箸ができたら紹介するかも…。笑


 

今回お世話になったワークショップ

Makers’ Base



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