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夏大根

  • 執筆者の写真: 千葉 芽弓
    千葉 芽弓
  • 4月19日
  • 読了時間: 2分

春から夏に出回るのが夏大根。冬の柔らかく水分が多くて太い大根と違い、暖かくなって出る大根は身が引き締まりきめ細かな肉質で、まるで筋肉質な人みたいな、ちょっと鋭利さを感じる味わいに変わります。寒さに耐えてあまくなる冬の大根が、土のぬくもりを蓄えた“滋養”だとしたら夏の大根は、“巡り”を促すような食材です。


 

フレッシュで体のこもった熱や、滞った気を外へと流してくれたり、代謝を促してくれます。野菜たちは季節とともに役割をかえて、私たちの身体を養ってくれるから面白いですよね。

 

冬大根は煮炊きに、夏大根はシャキッと


冬の大根は甘く、やわらかく、味も深く染み入り、蓄熱するため、時間をかけて火を入れるとジューっと旨味がでて内側から整えてくれます。

 

一方、夏大根は少し辛みがあり、しっかり繊維も感じます。煮るよりもおろし、シャキッと刻む、和える、湿度が高くなっていくこれから、食べやすい調理方法がピッタリ。

 

夏大根と冬大根の栄養


どちらも栄養価には違いはありませんが、水分量や糖度が冬大根の方が高くなります。薬効成分と辛味成分(イソチオシアネート)は、夏大根に多か、特に先端の辛い方に多く含まれます。イソチオシアネートには、消化促進、抗酸化作用、血流促進、殺菌作用などがあり、暑くなる時期の食中毒予防にも!また、消化酵素(ジアスターゼ)も夏大根の方が働きが強いと言われます。大根おろしにすることでより効果を発揮するため、揚げ物や蕎麦や魚に添えるとよいのはそのためです。

 

もうひとつビタミンCは冬大根の方が多く含まれ、冬に不足がちな栄養を補ってくれます。

 

夏大根の美味しい食べ方


暖かくなっていくこの季節は、時間をかけずにつくる料理がお勧め。

たとえば、大根おろし。すりおろして、ほんの少しの醤油と柑橘果汁で。



千切りにして、梅や、しそと和えたり、ポン酢をかけたり。さっぱりとした一皿が、気持ちも体もスッキリさせてくれます。少し冷えが気になるときは、おろして塩ひとつまみいれ、軽く火を通して、葛でとろみをつけるのもおすすめです。



大根の葉っぱは栄養価がたっぷり!春のからだには青菜を必要としています。



旬の野菜は私たちの身体を季節に順応させてくれます。ぜひ美味しくいただきましょう。

 

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