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  • 執筆者の写真千葉 芽弓

コーヒーのこと

空前のコーヒーブーム街にはカフェが溢れています。


コーヒーをドリップしたあとの残渣は、なんと年間2300万トンを超えるのだとか。サスティナブルな流れの中、廃棄するものを再利用したり、アップサイクルする動きが大きく、"粕(かす)"の活用も様々なものが出ています。


昔からコーヒーかすは消臭剤として、タバコやトイレの匂いなどを消すために使われたり、堆肥化して肥料として再利用するなどされてきています。コーヒーは多孔質の形状をしており、pHは弱酸性のためアンモニアの吸着に役立ち、悪臭を防止できると言われています。

その威力は炭の2〜5倍と言われています。


ご家庭でもドリップあとのコーヒー粕を乾燥させ、使わない巾着袋や小瓶に入れてガーゼのようなものを被せてトイレや下駄箱に入れたり、ペットのトイレの近くに置いたりしてみるといいですね!


最近ではカップや弁当箱にする、糸にする、染め原料にする、きのこ栽培の菌床にするなど研究が進んでいます。コーヒー豆も高騰する中、最後まで無駄なく活用したいものですね。


オーガニックのコーヒー残渣(ざんさ)なら、乾燥させてクッキーなどに混ぜてもほんのり香りと食物繊維も摂れてオススメです。


また、コーヒーを買うときにはぜひフェアトレードのものを選びたいものです。フェアトレードとは、公平な貿易、すなわち適正な値段で途上国から輸入することによって、立場が弱くなってしまいがちなコーヒーやお茶、ナッツやスパイスなどの生産地である途上国との関係を公平にしようというもの。適正なフィーと雇用条件を守ることは、先進国として意識しなければならないことです。輸入に頼らざるを得ない日本では、特に買い物する時からゴミを出す時まで責任を考えて行動をしていきたいですね。


こちらはコーヒー粕と竹粉でできた愛用のお弁当箱です!



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