毒を追い出してくれる?!どくだみ
- 千葉 芽弓
- 6月4日
- 読了時間: 2分
梅雨前から梅雨にかけてのこの季節、街中でもあちこちで見かける、白い元気な花を咲かせるどくだみ。

解毒作用が高く、昔から薬草として傷の手当に使われてきたどくだみは、ゲンノショウコ、センブリと並び日本の三大民間薬の一つとも言われ、薬効効果が高い素晴らしい雑草です。
そう聞くと、あの臭いが苦手…という方もどくだみを見る目が変わるのではないでしょうか?!
塗ってよし、貼ってよし、飲んでよしのすごいどくだみ!
どくだみの名前は、「毒を矯める(矯正する、治す)」から来るとも言われ、それだけに毒を出す効果が高いようです。
しかし、独特の強い臭いが苦手…という人も多いと思います。
この臭いの成分は、デカノイルアセトアルデヒドという成分で、抗菌作用が高いもの。この成分は強力な殺菌作用を持っており、膿を出し、黄色ブドウ球菌など化膿に関係する細菌を抑えてくれます。
葉っぱは洗って干してお茶にすると、特有の強い臭いはなくなり、くせもそれほどない飲みやすいお茶になります。梅雨の時期のむくみとり、利尿作用、血行促進やデトックス作用、便秘解消、シミの予防、高血圧や生活習慣病予防などにも効果があると言われています。そのまま煎じて飲むのも、また番茶やほうじ茶など他のお茶とブレンドしてアレンジして飲んでもとってもおいしいです。

また、どくだみはホワイトリカーやお好みのアルコールに漬けてどくだみチンキにすると、ドクダミに含まれるイソクエルシトリンは「美肌効果」だけでなく、「抗酸化作用」があり、特に白い花にたくさんの成分が含まれているのでこの季節に作りたいものです。
作り方は簡単!
できるだけ汚れていない場所に生えているどくだみを採り、汚れや虫などがないか拭き取るか、さっと水で流し、よく水気を拭き取り、ホワイトリカーなどに漬けて、三週間ほどで葉っぱや花は取り出して使います。
虫刺され、痒み、水虫、湿疹、あせも、肌荒れや日焼けなどに付ける、飲んでもむくみ取りや鎮静作用があり、寝る前にドクダミチンキを飲むと安眠できるとも言われています。
但し、アルコールに弱い方や妊娠中・産前産後の方は飲むのを控えましょう。
しつこい鼻詰まりや副鼻腔炎には、どくだみの葉っぱを塩で揉んで鼻に詰めておくと、膿や粘液を出してくれるという民間療法もあります。
いずれにしても自然の薬効を生かしたものなので、試してみると良いでしょう!

どくだみの季節、ぜひ色々試してみてくださいね。
Comentarios