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  • 執筆者の写真千葉 芽弓

十三夜と茶豆

10月18日は十三夜。満月ではなくほんの少し欠けた月の月見をして、豊穣と先祖に感謝する日本特有の行事です。

中秋の名月の十五夜(9月21日)のお月様と、十三夜のお月様のどちらか片方しかみないことを「片見月」といい、縁起が悪いといわれています。十三夜といえば、別名を「栗名月」、「豆名月」と言われるように、栗や大豆などの豆をお供えし、頂きます。


この時期の大豆といえば「茶豆」。



東北地方を中心とした名物のちょっと熟した枝豆の「茶豆」。産毛と薄皮がほんのり薄茶色をしているから茶豆と呼ばれるようになったそう。その芳醇な甘く独特な香りと、枝豆特有の青臭さが消え、旨味と香りが凝縮した秋ならではの枝豆。新潟の黒崎茶豆、山形の鶴岡市のだだちゃ豆などが有名です。


茶豆も鮮度が命。枝付きのフレッシュな茶豆をぜひ楽しんでくださいね。茶豆は甘みが強いため、ずんだあんやプリンにするのも最適です。良質なたんぱく質、ビタミンAやC、美肌効果の期待出来るオルニチンや、血流をよくして自律神経を整えるといわれるGABAはなんとしじみの2倍以上あるそうです。


秋晴れが期待できる10月のこの頃。完璧ではない、爪の先ほど欠けたお月様を愛でる風習はいかにも日本人らしさを感じますね。澄んだ美しい空に十三夜のお月様が見ることができますように。二夜の月を大切な人と眺めてくださいね。


お月見だんごにピッタリの「ずんだあん」のレシピを紹介します。


ずんだあんのレシピ

材料
  • 枝豆(ゆでて鞘から外したもの) 100g

  • 甜菜糖  30g

  • みりん 30g

  • 水 50㏄

作り方
  1. みりんは鍋に入れて火にかけ沸騰させて半量に煮詰める。

  2. ミキサーに1と残りのすべての材料を入れて攪拌する。

  3. 2を鍋に入れて中火から弱火で練り上げる。(味をみて塩気がほしい場合はひとつまみの塩を入れる。

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