自然栽培、オーガニック
- 千葉 芽弓
- 3月21日
- 読了時間: 3分
皆さんは、自然栽培、有機栽培、オーガニック、無農薬といった言葉は耳にしていると思いますが、その違いはご存知ですか?さて、オーガニックとは?

オーガニックとは?
オーガニックと有機栽培は同じ意味で、化学合成された農薬や化学肥料を使用せず、堆肥や有機肥料を使って育てたものを言います。(有機肥料には時には鶏糞や卵殻など動物性のものを使っていることもありますので、気になる時にはご確認を。)

しかし、日本では「有機JAS」の認定を受けた生産者だけが「有機栽培」「有機野菜」「オーガニック」といった言葉を謳うことが許されており、そのため認証を受けていない場合は「特別栽培」と書かれていることが多いです。
農薬を使わずに育てているが、肥料(有機肥料の場合も、化学肥料を使っている場合もあります)を使っているものを「無農薬野菜」とか「農薬不使用」と書いて売っているケースもあります。気になる時は確認をしてみるとよいでしょう。
自然栽培とは?
無農薬・無肥料・無除草、不耕起。
農薬や肥料を使わず、生態系を生かし、できる限り自然のままに野菜が持つ生命力を生かして栽培する農法です。耕さず、雑草などを出来るかぎり抜かず、虫や微生物の営みと循環も大切に、自然環境への負荷を最小限にとどめる栽培方法です。

自然栽培は当然ながら、生育にバラツキがあり、比較的小ぶりで栄えがよくないことも多く、収量も他の栽培方法と比べて格段に少なく流通量も少なく、価格が他より高めですが、生命力の強さは格段に違います。
なんで自然栽培やオーガニックがいいの?
自然栽培やオーガニックの野菜・果物・ハーブまたは野草にだけ含まれる成分に、サルベストロールというものがあります。

植物たちは自らの身を守るために、真菌(カビ)に攻撃されると、抗菌作用のある成分のサルベストロールを生成し、真菌を殺します。また、体内に入ると抗がん物質となり、癌細胞を死滅させてくれるとも言われます。
現代の人は野菜の摂取量が減り、また食べる野菜は農薬や化学肥料にまみれたものが多く、サルベストロール摂取量は100年前と比べ1/10程度にまで減少しているのだそうです。

昨今ではそれを補い、免疫を高めるためのサプリメントがでていますが、自然栽培やオーガニックの野菜などを食べることがやはり一番良いに違いありません。自然な抗菌・抗酸化、免疫力向上パワーで、生命力を高めていきたいですよね!
自然栽培農家とつながるデザインマルシェ
3/28-29に渋谷のさくら坂のSACSギャラリーにて、「自然栽培農家とつながるデザインマルシェ」が開催されます。
イベント期間:2025年3月28日〜3月29日
会場:渋谷のさくら坂のSACSギャラリー
なぜ「自然栽培」なのか? 都市でできる農的なこと、地球のためにできることって?
農家や出店者がお話するこのマルシェは、子供達のため、未来の地球のために何ができるか、一緒に考え、食べることの大切さと楽しさを伝えることが目的です。
飽食の現代でありながら、日本は6-7割を輸入に頼っている現実。さらに昨今の米不足で、米すらも輸入米に頼らねばならないようになってきている流れや、気候変動など様々な要因で危ぶまれる食料供給の中、生産者の想いを知り、関係性構築をし、つながること、顔の見える食べ物を買うことの大切さを一緒に考えたいと思います。
農家さん、自然、人との繋がり、食の大切さを知って楽しむ。そんな気づきと楽しみがたくさん詰まっています。ぜひ足を運んでくださいね!

Commentaires