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  • 執筆者の写真千葉 芽弓

梅はその日の難逃れ

梅の季節になりました。伝統食の代表格と言っても過言でない日本の宝物の梅。5月から7月が旬の梅は、ごはんのお供、日の丸弁当は日本の国旗を表すように日本人になくてはならない存在です。



従来は中国語から伝来したと言われていた梅ですが、縄文時代の遺跡から、梅の種が発見されたことから古く縄文時代から食べられてきたのではと推定されています。


梅干しにして食べるようになったのは、平安時代中期の948年頃に、村上天皇の病気の治療のために、梅干しと昆布を入れたお茶が用いられ、病気が平癒したことが記されています。この年が申年であったことから、申年の梅は薬効が高いと、珍重されるようになりました。

梅干しが広く広まったのは鎌倉時代です。


承久の乱の時に、梅干しのおにぎりを兵士たちに配ったことで、殺菌効果や保存性が高く、素早く食べられて栄養補給ができると、梅の栽培が広まったそうです。



戦国時代、武士たちは梅干しを常に携帯し、戦場で倒れた時、元気のないときに唾液を出す薬のように使われてきたそうです。唾液といえば、コロナ禍のPCR検査の時にも梅干しの絵が貼ってあり、それで検査の唾液の分泌を促してといたことも今では懐かしいですね。

 

"天然の抗生物質"と言われる梅干し。


梅干しの効能は、クエン酸が疲労回復効果や、血液をさらさらにして血流をよくする、殺菌効果、免疫力アップ、食欲増進、アスリートや肉体労働をする人たちも疲労物質の乳酸を分解してくれたり、熱中症予防にも最適です。

 

いい天然塩だけで漬けた梅干しは何年、何十年も保存が効く素晴らしい保存食です。最近でははちみつや人工甘味料など色々入れた甘い梅干しが多くなっていますが、効果効能のある塩だけで漬けた本物を守りたいですね。


梅の季節ですが6月からの食品衛生法の改正で、漬物は食中毒リスクがあるとされ、道の駅などでおばあちゃんの漬けた梅干しなどを売れなくなるそうです。漬物を製造販売する場合、「営業許可」が必要になりました。本来、殺菌作用の高い梅干しなのに残念です。


市販品は、より添加物などを入れた不自然な加工度の高いものが増えていくと思うので、自分で作る、知り合いの農家さんなどから買うようにしたいですね。


ちなみに、漬物においては、白菜などの野菜を次亜塩素酸で洗わないと加工品として売れなくなるそうです。伝統の味を守りたいですね。

 

「いい塩梅」と言われるように、料理の味付けとしても塩と並んで古くから梅酢を使っていたそうです。梅酢は万能調味料、私も料理によく使います。梅雨や夏場には特に重宝する梅酢。梅酢を入れたお水は、夏にいい塩梅の塩とクエン酸補給で熱中症予防にもなり、口の中の殺菌にもなります。


更に詳しい梅の情報は一般財団法人梅研究会のサイトでみてくださいね。

 

私は山梨生まれなので、小粒の甲州小梅が子供のころから馴染みの品種です。小さいけれど肉厚で、甘みもある品種で、ちょうどおむすびにいれたりお弁当に入れるにもよいサイズなんです。ジャムにするのも美味しいです。

 

梅の花の季節に梅畑に行くと、あまい梅の香りにうっとり。懐かしい梅のガムの香り!!これもいち早く春を告げてくれる梅の楽しみです。

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