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執筆者の写真千葉 芽弓

枝豆の王様「だだちゃ豆」

「だだちゃ豆」は山形県庄内地方の特産品の在来種の枝豆。茶色い毛に覆われて小ぶりで見た目はよくないのですが、そのふくよかな甘味と旨味は格別な美味しさです。


もともと日持ちがしないものですが、「だだちゃ豆」は普通の枝豆よりもさらに足が早く、鮮度が命です。かつては産地でしか食べられなかった幻の「だだちゃ豆」。アンテナショップなどで採れたて、産直をみかけたら是非食べてみてくださいね。


「だだちゃ豆」の主な生産地は山形県庄内地方の鶴岡市です。「だだちゃ」というのは庄内地方の方言で「お父さん」という意味らしいです。江戸時代から、それぞれの農家が品種改良を重ね、それぞれ「〇〇だだちゃ」と呼ばれる種類があるようです。その中から今回は「白山だだちゃ豆」をいただきました。


枝豆全般に、良質なたんぱく質や大豆イソフラボンなど大豆に含まれる栄養成分の他に、ビタミンA・Cなど特有の成分もあり、栄養価も優れたものです。旬のものを素材の味そのものを味わえるって幸せですよね。



<だだちゃ豆の品種>

名称が商標登録されており、ブランドを保護するために以下の10種類が正当な「だだちゃ豆」と認定されています。それぞれ収穫時期や味、見た目にも違いがあるようです。


  • 庄内一号

  • 小真木(こまぎ)

  • 甘露(かんろ)

  • 早生白山(わせしらやま)

  • 白山(しらやま)

  • 庄内三号

  • 晩生甘露(ばんせいかんろ)

  • 平田(ひらた)

  • 庄内五号

  • 尾浦(おうら)


■だだちゃ豆のおいしい茹で方

  1. ボウルに「だだちゃ豆」を入れ、少なめの水で数回ゴシゴシ洗い、茶毛を洗い流します。

  2. 洗った「だだちゃ豆」に塩少々をふりかけ、よくすり込みます。

  3. 「だだちゃ豆」の3倍以上の量の水を沸騰させ、塩を少々加え、豆を入れます。

  4. 最沸騰して2分たったら豆の固さを確認し、お好みの硬さでお湯からあげます。

そのまま塩をかけて食べてもいいのですが、さらに旨味を味わうのなら、氷水で一気に冷やし、塩をふり、冷蔵庫で冷やすと良いようです。口の中で旨味がさらに広がりますよ!



 

(参考資料:山形県HP)


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