2014年11月にオープンし、10年目を迎える、西船橋の住宅地にある一軒家マクロビオティックカフェ「foo’s cafe 檜氣」を紹介します!
クッキングスクールリマにて長年マクロビティック講師をされていた檜山扶佐子さんが、おひとりで営む完全予約制カフェです。
foo’sとは、檜山さんのニックネームである”ふーちゃん”から付けられています。
オーガニック野菜や玄米を軸に、自然食材と天然調味料を使い、ヴィーガンだけでなくお肉や魚を使ったメニューも提供する多様性対応のカフェです。「和する食」をコンセプトに、マクロビオティック薬膳の料理教室も並行して主宰しています。
今回は、食の大切さを伝える檜山さんの想いの詰まったカフェを取材しました。
「和する食」とは、
陰陽の和
心と体の和
家族との和
地域との和
自然との和
すべての調和を大切にしています。
調理、盛り付けなど、おひとりで切り盛りしています。笑顔あふれる丁寧な接客と、落ち着く空間が、ついつい長居したくなる心地よい民家です。
ワンオペなのにメニュー数の多さにも驚きます。
定番メニューの人気のやみつきベジ油淋鶏、車麩フライ、オリジナル古式発酵食入りカレーの他、黒板には日替わりメニューが書かれています。
この日はベジ餃子と黒豆コロッケ。
ベジランチプレートには玄米ご飯、スープ、主菜、副菜、ミニサラダまでついて1,430円(税込)。
そして選べるドリンク付き1760円、ミニスイーツ&ドリンク付きで1980円、本日のスイーツ&ドリンク付き2140円(ガトーショコラ、パイ、タルト、ぜんざいは2200円)
自家製酵素ドリンクも美味しいと、大人気です。
本日のスイーツは檜山さんが客席まで実物を見せにきてくれますが、そのビックサイズとコスパの高さに驚きます。
ベジ餃子もたっぷりの具と美しいフォルム。焼きと水餃子が選べます。
黒豆をつかった贅沢なコロッケも豆のおいしさが引き立ちます。
手際よく、さほど待つこともなく運ばれるプレートに盛り付けられた彩りも美しいお料理たち。見た目も味も大満足のごはん。ホスピタリティにも頭が下がります。
スイーツは別腹。焼き菓子もどれも魅力的ですが、白玉ぜんざいをいただきました。ほっこり煮えたおいしいあんことぷるぷるの白玉に、つい笑顔がこぼれます。
自家製オリジナルブレンドの薬膳茶は、好きな土瓶の色を選べるのも楽しみのひとつ。
ランチの落ち着く頃にお話しを伺いました。
Q)カフェをはじめようと思ったきっかけと経緯は?
A)気軽にマクロビオテックのお料理を食べて頂く場所を設けたいなあ、自分の拠点となる場所を作りたいなあと漠然と思っていた所、偶然にも写真家の北井一夫氏の旧宅を借りないかという話が舞い込んで来たのがきっかけです。
初めて見に来た時に、庭の木々の緑が素敵だったことや、内装を自由に変えてよいなどの理由がありますが、何より一番は直感で決めました。
Q)カフェとお教室の両立への想いとビジョンを教えてください。
A)カフェでお食事をして頂き、お料理や食に興味を持って頂くことを機に、食について学ぼうと思う方が増えればいいなと思っています。
まずは、カフェで美味しいお食事を提供してお客様に喜んで頂くことが大切だと思っています。お教室では、楽しく学んでいただく事をモットーに、1人でも多くの方に食の大切さと食への感謝の心を育んでいければと思っています。
10年間地道に食の本質と大切さを伝え続ける「foo’s cafe 檜氣」。
都会の喧騒を離れ、心身がよろこぶ季節に、寄り添うごはんを食べにいきたい隠れ家カフェです。お子様プレートや、肉魚を使ったメニューもあり、1日1組限定の完全予約制で夜も営業されているので、ご家族での食事にもおすすめです。
お教室には遠方から通われる方も多くいらっしゃるそうですが、食事をいただくと、こんな先生から食のことや料理を学びたいと思うに違いありません。
かつてリマクッキングスクールで檜山さんから学んだ友人が、講座の最後に「お肉を食べる人を見下したりするようなことをしてはダメよ」という言葉がとても印象的だったと教えてくれました。
善悪つけたり、ジャッジをしない「和」を重んずるというエピソードも信頼できると思いました。
精麻やサンキャッチャーなど空間を浄化してくれるインテリアに、窓の外の季節の花や木々たちが癒してくれる人気のカフェ。ぜひ予約して行ってみてくださいね。
foo’s cafe檜氣
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