春を告げる菜の花。一足早く南房総から届いた菜の花に、大寒の今、このところの寒さに堪える時だからこそとても心が踊りました。
菜の花は、なたね油を採るナタネの他、カブ、白菜、キャベツ、ブロッコリー、水菜、小松菜、のらぼう菜、からし菜、青梗菜、大根、といったアブラナ科の植物の花芽全般のことを言います。
黄色い花を咲かせるのがアブラナ科の中でもアブラナ属と言われるもの。大根などは白い花を咲かせます。
菜の花は蕾がぎゅっと固い若い状態の時が甘くておいしい食べごろです。花が咲くとかわいらしいのですが、苦味が出てくるので、食すには蕾が青い時がおすすめです。
この時期に不足しがちなビタミンCがたっぷりで、野菜の中でもトップクラスと言われます。また免疫UPにもよいカロテンや、食物繊維、鉄分や葉酸など栄養価も高く、上手に取り入れたいものです。
昔から血の滞りを流すと言われ、産後の肥立ちの悪い時に食べるとよいと言われています。
ほんのり苦味のある菜花は春先のデトックスを促すとも言われていますが、一足早い走りの菜の花は食べすぎると身体を冷やすので適度に楽しんでくださいね。
菜の花は、さっと塩ゆでしておひたしで食べたり、からしマヨネーズ和えや、磯辺和え、オリーブオイルとニンニク、鷹の爪と炒めてペペロンチーノにしたり、リゾットやシチューに入れたり、万能で楽しめます。柚子胡椒や粒マスタードをアクセントにしてもおいしいです。
今は一年で一番寒いと言われる大寒で、1月18日から立春までの2月3日までは冬土用で体調を崩しやすい時です。胃腸負担をかけず消化のよいものを少食で、体調管理や冷えに気を付けて過ごしてくださいね。
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