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執筆者の写真千葉 芽弓

無花果(イチジク)

旬を迎えたイチジク。アダムとイブが持っていたというイチジクの葉。そして食べたと言われる禁断の果実も実はイチジクであったという説もあります。


クワ科の落葉樹のイチジクは、アラビア南部原産で日本では和歌山県や愛知県が主な産地です。イチジクの実は、小さな花がたくさん集まった花の部分です。イチジクの実を切り離すときに出る白い樹液は、「フィシン」というたんぱく質分解酵素だそうで、微生物や細菌、害虫から身を守るためのものなので、肌につくとかぶれることもあるので気を付けましょう。


胃腸を整え、便秘解消や、消炎・解毒作用、痔にもよいと言われています。

イチジクとバルサミコ酢やオリーブオイルは相性が抜群です。



写真はバルサミコ酢とデーツシロップを煮詰めてとろりとしたバルサミコソースをかけて、水切りした豆乳ヨーグルトとカシューナッツで作ったヴィーガンクリームチーズとくるみを合わせています。ドライイチジク同様に、ワインのあてにもピッタリ!


お肉を食べる人は、生ハムなどと合わせるのもおすすめ。美味しいだけでなく、イチジクにはたんぱく質分解酵素があり、消化分解を助けてくれるので理にかなっています。


また赤ワインでコンポートやステーキにするのもおすすめ。


イチジクはからだを冷やすので食べすぎには注意が必要ですが、フレッシュなイチジクが食べられるのは一年のうちでも今だけ。ぜひ愉しんでくださいね。

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