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執筆者の写真千葉 芽弓

梨は肺を潤す

シャキシャキ水々しい梨は、中国では「百果の宗」と呼ばれ薬効効果が高いとされ、熱のあるときの喉や口の渇きを癒し、肺を潤し咳を鎮め、痰を切り、喉の炎症を抑える効果があると言われています。



梨に多く含まれる「ソルビトール」という天然成分が、喉の痛みや痰切り、咳止め効果があると言われています。他にもビタミンC、カリウム、食物繊維や、女性ホルモンの生産を高めるというホウ素が含まれているので、アンチエイジングにもいいですね。

 

風邪で高熱がでて身体の中の熱を逃がしたいと感じるとき、日頃から動物性食品が多い方は梨を食べると美味しく、心地よく感じるかもしれません。

 

ただし、梨はとても体を冷やすので、冷え性の方、寒気のする方、胃腸の弱い方は、ほんの薄い一切れか、煮て火を通して食べるとよいでしょう。

 

シナモンと煮れば薬膳ではからだを温め、風邪予防にもよいとされるので、ぜひ試してみてください。煮て、温かいうちに食べるとホッと身体が安らぐ感じがするかもしれません。



写真は梨まるごと皮を剥いて芯をくり抜き、中にシナモンスティックを入れて煮ています。最後に葛をかけてより身体を温め、腸に優しい仕上がりにしました。少しずつスライスして召し上がっていただくと風邪の養生食にもおすすめです。

 

旬のものは季節の体に必要なもので、自然界はそれを補ってくれています。

 

秋は白い食べ物が肺や大腸によいと言われています。旬の食材を上手に取り入れて季節の変わり目を乗り切りましょう。

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